ゲンナディ・ゴロフキン(GGG)対カネロサウル・アルバレス(カネロ)の世界中のボクシングファンが注目するビッグマッチはゴロフキンのドロー防衛で幕を閉じた。
この記事では両者のコメントを紹介しながら、判定や試合内容についての感想をお届けします。
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ゴロフキン×カネロ(アルバレス)の試合結果
ゴロフキン×カネロ(アルバレス)の試合は12Rで決着はつかず判定となりジャッジ3人の判定は
- 118-110(アルバレス)
- 115-113(ゴロフキン)
- 114-114
上記の通りでゴロフキンのドロー防衛という形で幕を閉じた。
判定については、色々と言いたいこともあるのですが、まずは両者のコメントを紹介しますね。
両者コメント
ゴロフキン(GGG)
彼は経験豊富で本物のファイターでメキシカンのファイター。私はこのような本物のファイトが好きだ。ドラマチックなショーが好きだが、今日は今ひとつだった。
アルバレス(カネロ)
(ゴロフキンの)パンチが噂ほどパワフルだとは思わなかった。
最初のラウンドは彼がどんなものか様子を見ていた。でも私は勝っていたと思う
最後の「私は勝っていたと思う」というカネロのコメントに会場は大ブーイング。またゴロフキンが
ベルトを見てください。まだ私は相変わらずチャンピオン。負けてはいない
とコメントするという場面も。
ゴロフキン×アルバレスの感想
まず、個人的には『ゴロフキン×アルバレスの予想と視聴方法』の記事で書いたとおり、カネロの勝ちと予想していたので予想は外れてしまった。
まあそれは良いとして試合の感想ですが、正直ゴロフキンが勝ったと思ってましたね。ただ、確かに微妙なラウンドもあったとは思う。それを踏まえてもゴロフキンの勝ちと見ていたのですが、ジャッジはドロー。
気になるのはジャッジ一人が118-110でカネロに付けたという点ですよね。さすがにここまで差がついていたとは思えないというのが素直な感想ですね。
カネロは思った以上にディフェンスが堅くいい感じで試合に入ったと思ったのですが、自分のボクシングをしていたのはゴロフキンだったなぁと。ゴロフキンは連続KOがストップしたこともあって無理にKOを狙う必要がなくなったのが、逆に良かったのかなという気がします。
カネロは挑戦者である以上、もう少しアグレッシブに行ってほしかったとは思いますが、試合内容はネット上で言われているほど悪いものではなかったと思う。ただ、最後の疑惑の判定にプラスして「自分が勝っていた」というコメントに会場を始め、視聴者の反感を買う形になりましたね。
結果はドロー。
もうこれは変わらないわけですが、どちらが強かったか?と聞かれたら「ゴロフキン」と答えるし、個人的にはカネロの方が好きな選手で、強くていい選手ということに変わりはないが、1番ではないと感じてしまう一戦だった。
判定について思うこと
少し前の村田諒太の試合しかり、判定に疑問を感じているファンも多い中で、今回の試合でまたその疑惑は深まったという方も多いんじゃないかな。
ドローという結果については、正直仕方がないと思う。
現にゴロフキンも倒しきれなかったわけですし、ジャッジ3人のうち2人は115-113でゴロフキン、114-114のドローと僅差の判定で、プロボクサーである井上尚弥と村田諒太でも判定は分かれていますから。どこに重点を置くかなどで差が出てしまう以上、ドローは仕方がない。
けど、118-110というかなり差の開いた判定には疑問しかない。
一人だけ別の試合を見ていたかのようなびっくり判定だ。
ボクシングの判定について色々と言われているのは何もここ最近のことではないが、それでもここ最近はあからさますぎるというかなんというか…。
単純に悲しいなと感じますよね。
さいごに
ゴロフキンとカネロは共にリマッチする気はあるような感じでしたが、確か再戦権ってカネロ側が持ってるんでしたっけ?カネロが本当に勝っていたと思うのであれば、すぐにリマッチしてほしいものですが、ロマゴンの二の舞いになるような気がして、見たくないという自分もいます。
個人的にはゴロフキンの勝ちだと思ってるので、決着がついているので…。
ただ、さいごに言いたいのは、ビッグマッチは総じて面白くない試合が多いが、今回の試合に関しては、個人的には面白い試合でした。さいごの判定が白けさせたという一言につきますね。
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